小学校中学年に読ませたい「読書が好きになる本」を塾の先生たちが選んで紹介します
チョコレート戦争
- 作:大石真
- 絵:北田卓史
- 出版社:理論社
あらすじ
有名なケーキやさんのウィンドウガラスが割れて、いあわせた明と光一が犯人にされてしまう。そこで子どもたちは立ちあがった…。
おすすめポイント
このお話は、やってないことをやったと責められる子どもたちVS大人という、現実でもあり得る内容になっています。
大人でも理不尽なことで怒られたらいらっとするのですから、子どもからしたらさらにイライラしてしまうでしょう。
自分たちはやっていない!と無実を証明するために立ち上がった子どもたちは正直にすごいと思います。
方法は別として、ですが。
このお話を読むと、子どもの行動力ってすごい!と感じることが出来ます。
大人に比べてまだまだ知っている範囲は狭いですが、その範囲内でどうにかしようとたくさん考えることが出来るのは
とても素晴らしいことだと思います。
必ずどこかに味方がいる、そんなことを教えてくれるような作品にもなっています。
やっていないことで責められたとき、泣き寝入りするのではなく、
自分の無実を証明することも大事、ということを学ぶことが出来ます。
ぜひ、お子さまだけでなく、保護者の方も読んでみてください。
そして読み終わった後に、どう思ったか、どんな気持ちになったか、を共有してみてくださいね。