テストの点を上げる3つのステップ
目次
たった3ステップのテスト勉強方法
お子さまに対して「スマホばっかりいじってないで、勉強しなさい」「テスト前だというのにゲームやスマホやばかりしていて全然勉強しない」・・・など。
テストが近づくにつれ、よく聞くフレーズです。お子さまも「勉強するぞ!」「今度こそいい点を取る!」とは思うものの、どう勉強したらいいかわからず、教科書やテキストをノートにきれいにまとめてみる、
というケースは意外と多いかと思います。また、「ウチの子供、勉強しているみたいだけどテストの点が思うように取れていない」と感じる方は、お子さまの勉強方法は間違っていないか、確認することをお勧めします。定期テストの勉強方法は、たった3つのステップを踏むだけで点数は上がります。
【ステップ1】出題傾向を知る
効率的に点数を上げるには、「テストにでるもの」に的を絞るのが賢明です。当たり前のことですが、テストに出ないものを勉強しても点数にはつながりません。では、「テストにでるもの」を知るにはどうしたらよいのか。3つのコツをご紹介します。
①テスト範囲表を賢く活用
中学校の多くは、定期テストの本番、約1~2週間前にテスト範囲表が配布されます。テストの時間割と各教科の出題範囲が記載されたものです。提出物の範囲や期限が書かれることもあります。
さらには、出題のポイントや勉強の注意点も教えてくれる太っ腹な先生もいます。テスト範囲表はまさに”宝の地図”です。
②授業中の先生のサインを見逃さない
授業中に先生から「ここはテストに出ます」「このあたりは念入りに勉強しておいてください」などと言われることがあります。
こういう言動は「テストにでる」ことを示すサインです。すぐにノートにメモを取りましょう。
授業中のノートは、板書を写すことに命をかけるよりも、先生の話す内容を理解しそれを書き留めるためのメモとして活用できると上級者です。
③提出物を最大限活用する
学校の授業でも、教科書の他にも問題集やワークブック、プリント類が配られ、テスト前の提出課題になります。
ほとんどの中学生は、テスト勉強に何をすればいいかわからないので、提出課題という形で、勉強の方法を教えもらっています。提出の問題がそのままテストに出ることもありますから、これらの問題は、まさに「宝の山」、定期テストの対策に大いに役立ちます。この提出物の問題を完璧に解けるようにすることが最善のテスト勉強です。
自分の実力(できる・できない)を知る
テスト勉強は「できない問題をできるようにすること」です。
わからない問題や間違えた問題を知る必要があります。まずは、授業中の問題や宿題の中で、次の3つの問題はチェックしましょう。
✅ 間違えた問題
✅ わからなかった問題
✅ なんとなくで、たまたま当たった問題
これらは、本番のテストで出題されても得点できない可能性が高いものです。これらの「できないもの」を一目で見てすぐに分かるようにします。
「できない」を「できる」に変える
「できない」を「できる」に変えるためには、「でるもの」のうち「できないもの」がわかったら、あとはそれを「できるもの」に変えていきます。それこそが「テスト勉強」です。
具体的には、ステップ2でつまづいた箇所を徹底的に反復します。これを実践できるかが、点数アップの要ともいえます。成績が伸び悩むお子さまは、不正解にも関わらず「1回解いたから、もういい」と考える傾向が強くあります。
大切なのは、解説やヒントを見ずに自分の力だけで正解できるまで繰り返すこと。
2回目からはステップ2でつけた×印のついている問題を中心に解き直します。2回目で自力正解なら、クリアということで、○印をつけます。ダメならまた×印をつけます。
こうすると、できなかった問題ほど×印の数が多くなるので、苦手なものが一目瞭然です。何度も苦しめられた問題に○印がつくのは気持ちの良いもので、こうした達成感が自信や意欲につながります。
まとめ
ここまで、読んでいただいて、わかっていただけたかと思います。テストでいい点を取るために、大切なことは、今回ご紹介したステップ1~ステップ3までをやりきらせることです。
ステップ3にどれだけ時間をかけられるかが、テストで点を取れるか、取れないかの分岐点です。