【国語】 2021年千葉県立高校受験(前期)  入試問題分析と対策

【国語】 2021年千葉県立高校受験(前期)  入試問題分析と対策

千葉県立高校入試前期日程の分析、英語編です。

平均点推移

平成31年度 54.2点
平成30年度 63.2点
平成29年度 60.8点
平成28年度 57.0点
平成27年度 48.5点

千葉県立前期高校入試国語です。
国語は過去10年間、毎年ほぼ変わらず同じで、漢字の読み書き、小説文、説明文、古文漢文を含んだ問題、200字作文と、バランスよく全ジャンルから問題が構成されています。
平均点は平成27年までは50点を下回ることが多かったですが、以降易化し、平成30年には63点を超えました。平成31年に反動で10点近く下がっており、国語で点が取りにくい傾向は続くことが予想されます。

大問1 聞き取り問題 5問×2点

大問1は、千葉県の国語の大きな特徴である聞き取り問題です。
例年、試験開始後すぐに聞き取り問題用の音声が流されます。放送問題にかかる時間は10分程度で、会話を聞いて答える形式が続いています。
英語のリスニング問題よりも放送される文が長いので、メモを取りながら聞く習慣があると正答率は上がります。また、会話表現内に倒置法や二重否定などが含まれている事も多いので、最後まできちんと聞いてから解答することが大切です。
聞き取り問題は例年正答率がとても高く、問題によっては正答率90%以上になります。ここで落とさないように集中して臨みましょう。

大問2 漢字の読み4問×2点 

大問3 漢字の書き5問×2点

大問2と大問3は漢字問題です。読みは毎年正答率が90%程度と高いのですが、1問、正答率が30%程度の問題を含みます。
書く方は読みよりは正答率が下がりますが、それでも3問は正答率50%以上のもの。正答率の低い熟語が1問と、近年は四字熟語が1問出題されています。
四字熟語は正答率が低いですが、漢字としてはむしろ簡単なもので構成されているものが出題される傾向にあります。
直前になって慌てるよりも、日頃から、隙間時間に熟語を眺めるなどして見慣れておきましょう。

大問4 言葉の特徴や決まりに関する問題 4問×2点

いわゆる文法問題と、ここに漢文の問題が1問含まれることが多いのが特徴です。
漢文の問題は返り点に関するものであることがほとんどなので、返り点のついた分を読み下す練習、また、返り点をつける練習はしておきましょう。
文法問題としては、敬語が出題される頻度が高いです。また、文節相互の関係についても頻出です。
学校のワークの問題ができていれば得点できるくらいの難度ですので、試験前に一度文法問題はやり直してみて、忘れているところは思い出しておきましょう。

大問5 説明文の読解 20点

文章の内容理解の問題です。基本的には、指示語と言い換えがわかっていれば解答できます。
本を読むのが好きではないので国語の読解は苦手だという人が多いのですが、受験用の試験で点を取るための国語の読解は、読書量とはあまり関係がありません。
指示語の内容や言い換えている表現がわかれば、試験問題は解けてしまうのです。
もちろん、語彙を増やすには読書するのが一番ですし、語彙の多さが国語の力と関係していることは事実です。
しかし、受験直前になると、そこから読書量を増やすわけにもいきません。
その場合には、文を論理的に読むこと、必ず本文の中に答えを探すこと、の二つを徹底していきましょう。
読解問題が苦手な人は、まず小説文よりも説明文で点が取れるように練習するのが良いでしょう。

大問6 文学的な文章の読解 20点

小説の登場人物の心情理解などを苦手とする人も多いでしょうが、実は千葉県の問題は説明文よりも小説の方が正答率の高い問題が多くなっています。
特に選択肢の問題は、8割を超える正答率のものが複数問出ています。
記述問題にはどうしても苦手意識がある、というような場合でも、選択肢の問題は取り組むようにしましょう。
解き方は説明文と同じです。「登場人物の心情はどれか」を問われていても、必ず本文中にヒントや答えがあります。それを探すことです。
どんなに難しいと思っても「自分だったらどうするか」という観点からは解かないこと。それが小説の読解で点を取るコツです。

大問7 古典 6問×2点

古文の問題はさほど長くもなく、問われるものも抜き出しか選択です。
「誰が」「何を」を補いながら追って読めば、さほど時間もかからずに読み切ってこたえられます。
和歌が出ると、正答率は急激に落ちます。1桁になることも珍しくありません。
古文が得意ならそこで稼ぎましょう。逆に、そうでもないならば、和歌がわからなければそこはとばしても構いません。

大問8 条件作文 12点

いわゆる200字作文です。資料が提示され、それを踏まえての二段落構成の文を書くように要求されます。
前半で資料の内容について、後半で自分の経験や考えについて述べるように求められることが多く、そう指示されていなくても、構成をそのように作ることで高得点が入るように採点設定がされています。
他の都道府県に比べて配点比率は低めですが、10点以上を稼げる大問であることは違いありません。
大問1の聞き取り問題で10分近く使うことが確実な千葉県入試では、この作文はいかに早く書けるかが勝負でもあります。
まず時間をかけて、点が取れる作文の書き方を練習したら、直前期にはそれを「速く書く」練習もしておきましょう。読解問題のことも考えると、6~7分で書き上げるのが理想です。

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