小学校低学年に読ませたい「読書が好きになる本」を塾の先生たちが選んで紹介します

小学校低学年に読ませたい「読書が好きになる本」を塾の先生たちが選んで紹介します

注文の多い料理店

  • 著:宮沢賢治
  • 絵:池田浩彰
  • 出版社:講談社

あらすじ

賢治童話の世界を新鮮な感覚でとらえた絵本。
猟に来た2人の紳士が、山奥で忽然と出現した“注文の多い料理店”に誘いこまれ、案内のとおりにすすんでいくと……。不気味な中に痛烈な風刺がこめられた賢治の作品。

おすすめポイント

宮沢賢治の代表的な作品で作品名を知っているというお子さまや周りで読んだことがあるというお友達がいるというお子さまも多いかもしれません。

とてもわくわくするお話で、読み進めるのが楽しい作品です。
さらに、読む人によってさまざまな感想を抱くので、読み終わった後にお友達と感想を言い合っても楽しいかもしれません。

山奥で迷ってしまった二人の紳士は西洋料理店を見つけ安心しますが、
その料理店はとても注文が多く、二人は不思議に思いながらもその注文をこなしていきます。

最初は「髪をとかしてください」「靴の汚れを落としてください」など
少し気になるけマナーとしてはおかしくはない、その程度の注文でした。

しかし進んでいくごとに「つぼの中のクリームをぬってください」「香水をふってください」など
読んでいてもあれ?と感じる注文が出てきます。

さらに、「からだ中にしおをもみこんでください」などと注文が出てきて、
ここで二人は料理を食べるのではなく、自分たちが食べられる側だと気づくのです。
気づいた二人は真っ青になってしまいます。

実はこの西洋料理店、おなかをすかせた山猫が二人の紳士を食べようと準備した場所だったのです。

最終的に二人はいなくなったはずの猟犬に助けられます。

最後までドキドキわくわくしながら読み進めることができてとても面白い作品になっています。

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