【理科 中学3年】遺伝はまず用語を覚えよう
遺伝の分野に出てくる言葉は、日常生活でも使う言葉なのに、日常生活で使う場合とは少し違った意味合いを含んでいたりします。どんな分野の学習をするときでもそうですが、特に遺伝に関する分野では、まずは出てくる用語を正確に覚えることが大切です。
遺伝の基本に関する用語
「形質」生物がもつ、形や性質などの特徴。
「遺伝」形質が親から子へ伝えられていくこと
「優性(顕性)形質」形質の異なる純系同士を掛け合わせたとき、子に現れる形質
「劣性(隠性)形質」形質の異なる純系同士をかけあわせたとき、子に現れない形質
このあたりが、日常生活で何気なく使っているときと、遺伝用語として使うときで意味合いが変わってくる言葉たちです。注意して覚えておきましょう。
遺伝の計算は確率
生物分野では、化学や物理と違ってあまり計算を要求されることはありませんが、遺伝だけは計算問題が出ます。
しかし、問題をよく読めば、組み合わせと確率の問題であることがわかると思います。
どのような遺伝子の組み合わせが考えられて、それが全体のうちのどのくらいの割合となるのか。高校受験までに出題されるものは、せいぜい遺伝子が2種類までのものが多いですから、それほど数が多くなるわけでもありません。数学で組み合わせの問題を考えるときと同様に、丁寧に考えていきましょう。確率を求めることも多いので、表にして考えるのがお勧めです。