【中学1年生】方程式の文章題
中学に入ってしばらくして、正負の数の計算にも慣れてきたころ、つまずきが出始めるのが1次方程式です。
1次方程式を解くこと自体はできるのに、小テストや定期テストではなかなか点が伸びない。詳しく見てみると、文章題が解けていない、ということがよくあります。
文章題が解けるようになるには、どうすればいいのでしょう?
問題を図で表してみる
長い文章のままだと、なにが必要な情報で、どう組み合わせれば式が立てるのかがわからない、というお子さまは案外多いものです。
文章が表していることを図にして表し直してみる、というのは数学の力というよりは読解力が必要な作業ですが、これができるかできないかで立式の能力は大きく変わってきます。
急に言われてもできない、というお子さまには、まず図にすることがパターン化されている問題に取り組ませてみてください。
テストによく出てきて、図がパターン化しやすい問題は、速さの問題や食塩水の問題です。
この2つは、問題としては考えにくいので、小学校の時から苦手、というお子さまも多い部分です。
同じような問題を何度も図にしてみることで、文章から図を描くことに慣れていくと、苦手だったところほどできるようになります。
中学2年生で学習する連立方程式、中学3年生で学習する2次方程式でも、式の立て方の基本は同じです。
1次方程式の段階で、文章から図を描き、それを利用して式を立てて解く、ということを一連の流れとしてできるようにしておきましょう。