【社会 歴史】年号を覚えるには
歴史を学習しているときに、どうしても年号が覚えられないという話はよく聞きます。
確かに、あらゆる年号を覚えるというのは現実的ではありませんし、年号より先に覚えなければならないこともたくさんあります。
特に最近の受験では、年号そのものを答えさせるというよりも、出来事が起きた順番に並べたものを答えとして要求することが多いので、教科書に出てくる年号をすべて頭に入れておかなければならないということはないのです。
まずはマーカーになる年号を覚える
時代区分の区切りになるような年号は、覚えておいた方がいいグループになります。
日本の歴史は、だいたいが、都が遷った時期と新たに幕府が開かれた時期とで区分されます。
どちらもかなりはっきりと年号がわかりますので、それは覚えておきましょう。
平安遷都(平安時代の始まり)は794年、徳川家康が幕府を開いたのは1600年(江戸時代の始まり)といった類のものです。
細かい年号が覚えられないなら、キリの良いところを覚える
細かい年号が覚えられないのなら、キリのいいところで「だいたい何があった頃なのか」を覚えていくというのも一つのやり方です。
例えば、1000年は平安時代の中頃で、「枕草子」「源氏物語」などが成立した頃。この少し後で藤原道長が太政大臣になり、栄華を極めます。
1500年なら戦国時代半ばで、まだ織田信長などは登場していない頃です。この後、鉄砲が伝来します。
1900年なら明治33年にあたります。明治維新の際の新政策はあらかた落ち着いてきた頃です。
キリのいい年号のところでの社会がどうなっていたか、あるいはその前後での大きな出来事は何かを覚えて繋げていくことで、歴史の流れをつかむことは可能です。
自分に合った覚え方を探してみましょう。