多項式と数の除法(割り算)
続いて、割り算の場合を紹介しましょう。
次のような計算です。
(6a–3b)÷3
掛け算のときは( )の外の数を( )の中の項に掛けました。

割り算のときは( )の外の数で( )の中の項を割ります。
つまり、割り算のときの分配法則は、

となります
上の計算式、
(6a–3b)÷3
に公式を使って、計算してみましょう。
( )の外の3 で、( )の中の6a と−3b を割って足せばよいですね。

6a÷3−3b÷3 =2a=−b
なので、
(6a–3b)÷3 =2a+(−b)=2a–b
となります。
答えは、2a−b です。
かっこの中の項数(項の数)が増えた場合
割り算の場合も、( )の中の項の数が増えても同様にして解けばオッケーです。
例題
(−9x+15y+6)÷3
という問題を解いてみましょう。
( )の外の数で、( )の中の各項をそれぞれ割ります。
−9x÷315y÷36÷3 =−3x=5y=2
であり、これらを最後にすべて足して、
(−9x+15y+6)÷3=−3x+5y+2
となります。
割り算を掛け算に変形して計算する方法
次に、多項式と数の除法(割り算)の別の解き方を紹介します。
それは、
割り算を掛け算に変形して計算する
という方法です。

実際にやってみましょう。
(6a–3b)÷3
を例として説明します。
最後の÷3 に注目してください。
少し考え方を変えて、”÷3 ”を”×1/3”とします。
÷ 3 = × 1/3
すると、問題の式は、
(6a–3b)÷3 =(6a–3b)×1/3 =1/3 (6a–3b)
と変形できます。
これで、掛け算の分配法則が使えるようになりました。

(6a−3b) のそれぞれの項へ1/3 を掛けると、
1/3 ×6a +1/3 ×(−3b)
と考えることが出来ます、
(6a–3b)÷3 =2a+(−b)=2a–b
となります。
これが、割り算を掛け算に変形して計算する方法です。
ここで学んだ割り算を掛け算に変形する方法を使うならば、掛け算の分配法則だけ覚えておけば、割り算の分配法則は使わなくてもオッケーなのです。
まとめ
かけ算の分配法則と同じ手順で計算できる。
そして割り算は、掛け算に変形することもできる。
例:(3a+6)÷3=(3a+6)×1/3
しっかり覚えておこう!
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