【国語】 2021年神奈川県立高校受験 入試問題分析と対策
目次
試験概要
試験時間が50分、100点満点、大問は5問構成となっており、小問数は30問。内容は例年、漢字や文法・古文・小説文・説明文・資料の読み取りとなっています。全体的に選択問題が多く出題される傾向がありますが、最初の問題に漢字、最終問題に資料をもとに読み取り要約する問題が例年出題されています。
平均点の推移と全体の構成
平成31年度 59.1点
平成30年度 65.6点
平成29年度 73.1点
平成28年度 64.7点
平成27年度 64.4点
※令和2年度の平均点は公開され次第掲載いたします。
神奈川県公立高校入試の数学は例年、大問5題の構成となっております。
内容は毎年変わらず、漢字・文法・短歌/俳句、古文、小説文、説明文、資料の読み取りとなっています。
小説文は毎年かなり長く、全国で見ても長文ですので、普段から長文に慣れておきましょう。
平成29年度からマークシートとなり、漢字も選択となっていますので、しっかりと問題を読みましょう。
国語は5教科で最も点数が取りやすくなっているため、しっかりと対策して点数に繋げましょう。
出題傾向と対策
※平成29年度よりマークシートとなった関係で、3年分の分析となります。
大問1 漢字・文法・短歌/俳句
漢字の読みは4問ですべて記述となります。難易度はそこまで高くないのでしっかりと点数に繋げたいです。
問題と同じ字を使う漢字を選ぶ問題が4問出題されます。ここは選択問題となっていますので、マークミスに気をつけましょう。
正しい漢字を普段から使うように心がけていればそこまで難しくありません。
文法は毎年1問です。
問題文の助詞などと同じ使い方をするものを選ぶ問題で比較的解きやすいです。
また、例年1問のみの出題ですので、そこまでかっちりと対策を取らなくてもいいかもしれません。
最後は短歌または俳句でこちらも1問のみの出題となっております。
短歌や俳句の説明として正しいものを選ぶ問題で、教科書や資料集に乗っているものを確認しておきましょう。
大問2 古文
古文は毎年4問出題されます。
古文というだけで苦手意識を持つお子さまが多いと思いますが、注釈がついているため、読み取りやすくはなっています。
また、問いからヒントを得られることもありますので、問いもしっかりと読みましょう。
主語が理解できると格段に読みやすくなりますので、
普段から主語を見つけるようにしながら読んでおきましょう。
これはどの問題にも言えるのですが、選択肢が似ているものもあり迷うことがあるので、
しっかりと読み込みましょう。
大問3 小説文
小説文は毎年6問出題されています。
最初にも言いましたが、神奈川県の国語はかなり本文が長くなっています。
設問の前後だけで読み取りしたくなりますが、そうすると間違えやすくなっているので
なるべく全文に目を通しましょう。
問いの内容は大体変わらず、心情を読み取る問題、人物像を読み取る問題、文章の特徴などが出題されます。
またここ数年で、朗読の仕方についての問いも出ていますので、
過去問などで確認しておきましょう。
大問4 説明文
説明文は毎年8問前後出題されます。
そこまで文章は難しくないので、苦手意識を持たずに取り組みましょう。
書き抜き等で記述が1問出題されますが、それ以外は選択問題です。
消去法で答えられる問題もありますので、焦らずに本文と選択肢を読みましょう。
接続詞の問題がここ数年出ていますので、前後の分をしっかりと読んで答えましょう
大問5 資料の読み取り
大問5は毎年資料と会話文から読み取る問題となっています。
そのまま読み取るだけでは解けない問題が多く、資料を基に計算をしたりすることがありますので、
問題文をきちんと読み、設問に対応しましょう。
2問出題されており、記述が1問あります。
語句指定がされていることが多いので、忘れずに指定された語句を入れて完成させましょう。
まとめ
国語は例年平均点が高いことが多いので、小さなミスをしないように注意しましょう。
出題傾向はしばらく変わっていませんので、過去問や予想問題を使用し、形式に慣れておきましょう。
また、問題文や設問が長く、読み疲れしてしまいますので、普段から本を読み、
長文に慣れておくとスムーズに取り組むことが出来ます。