2020東京都公立高校受験 新型コロナウイルス感染は追試験対象
東京都教育委員会は2020年2月19日、新型コロナウイルスに感染し受検できなかった場合、インフルエンザなどの感染症と同様に追検査の対象となることを発表しました。
本来、2020年度(令和2年度)の都立高校の学力検査は2月21日に実施され、3月2日に合否の発表があります。しかし、インフルエンザや新型コロナウイルス に感染してしまった場合、受験することはできません。
東京都教育委員会の入試Q&Aは、制度、応募資格、手続・書類、検査の内容、別枠入試、個別の特別な対応について記されており、今回、「個別の特別な対応」 の項目が追加されました。
入試Q&A内のQ35の「インフルエンザ等の学校感染症にかかり検査を受検できなかった場合には、何か救済措置がありますか。」の質問の欄に、「新型コロナウイルス感染症についてもインフルエンザ等と同様に追検査の対象となります」と追記されています。
インフルエンザや新型コロナウイルスなどの感染症によって学力検査に基づく選抜(第一次募集)を受検することができなかった場合には、申請により、後日行われる「インフルエンザ等学校感染症罹患者等に対する追検査」を受検することができるようです。ただし、分割募集を実施する都立高校では、追検査を実施しないようなので注意が必要です。
追検査の受検を希望する場合は、中学校長を経由して、「インフルエンザ等学校感染症罹り患者等に対する措置申請書」を第一次募集において出願した都立高校へ提出する必要があるようです。ただし、都内の中学校に在学していない場合は、中学校長を経由する必要はないとのことです。
なお、追検査は第一次募集で受検できなかった高校のみとなっており、出願先を変更して受検することはできません。