文科省、高校入試で配慮求める通知、休校で学習遅れ懸念

文科省、高校入試で配慮求める通知、休校で学習遅れ懸念

文部科学省【入試で配慮】通知

文科省、高校入試で配慮求める通知、休校で学習遅れ懸念

新型コロナウイルスで学習の遅れが懸念される中、文部科学省は来年の高校入試の出題の範囲を配慮するよう全国の教育委員会に5月13日に通知しました。

文部科学省:中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度高等学校入学者選抜等における配慮事項について(通知)

通知では来年の高校入試の出題の範囲を地域の教育課程の進み具合に配慮することを求めています。

新型コロナウイルスによる臨時休校の期間は各地域で異なり学習の進み具合に地域差が生じることが予想されるため、学んでいない内容が出題されお子さまが不利にならないようにするということです。

通知では具体例として

  • 中学校第3学年からの出題は、地域における中学校等の学習状況を踏まえ、 適切な範囲や内容となるよう設定する。
  • 地域における中学校等の学習状況を踏まえ、問題を選択できる出題方法と する。
  • 面接や作文等の学力検査以外の方法も用いて選考を行う。

と示しています。

今回のコロナウィルス感染拡大に伴う長期休校によって学習機会を失った中学生の高校受験への配慮として、上記3点が具体策として示されました。

入試問題を予想

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それでは、どのような問題になるか予想してみます。

まず、公立高校の入試問題は各都道府県毎に一律です。(一部自校作成)

今回の休校では、都道府県単位ではなく、市区町村単位でも休校期間が異なる地域があります。

同一都道府県内でも差異が生まれていることを考慮すると、どの範囲を割愛するか非常に困難な作業と思われます。

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文部科学省 臨時休業実態調査より

過去の公立高校の高校入試問題からすると、中学1.2年生の履修範囲から出題される割合は約60%ですので、残り40%の部分をどのように調整するかになると思われますが、1.2年生履修範囲60%の問題を増加させ、3年生履修範囲の40%を縮小することは、先に述べた、市区町村の差異を踏まえると、非常に難解であり、積み上げ科目である、数学や英語はさらに難しいと考えられ、可能性の一つとして問題範囲を調整するのではなく、配点で調整されるのではないかと考えられます。

あくまでも、予想でしかありませんが、受験生の皆様は過去同様の問題範囲で準備せざる得ないことと思います。

しかし、中学3年生の履修範囲の配点を調整した場合新たな判断基準が必要になることも事実です。

長期休校の問題とはべつに、今年度本格導入となる学習指導要領では、知識を詰め込むのではなく、知識をどう生かすのか?というコンセプトがあります。

既に、中高一貫校の中学受験や一部の高校受験では、導入されていますが、文部科学省の具体例にもあるとおり、「作文」や「小論文」を用い、新たな評価材料とする可能性が非常に高いと考えられます。

作文・小論文の対策

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「作文」「小論文」といってもすぐに、試験レベルでの内容を書けるお子さまは意外と少ないのが事実です。

作文は、自分が思ったことや感じたことを自由に書いてもらって構いません。しかし、小論文となると話は別です。高校受験の小論文といえども、“論文”ですから、論文の形式で書かなければなりません。

問題は、この“論文“とはいったい何なのかということです。論文とは、論理的に書かれた文章のこと。「論理的に」というとすごく難しく感じますが、根拠(理由)と共に意見や考えが書いてある文章です。

また、「作文」「小論文」には書き方のルール

  • 段落の始めは、1マス空ける。
  • 1マスに1字ずつ書く。句読点(、。)やかっこ(「」)も1マスに1つずつ書く。
  • 行の最初に句読点(、。)や閉じかっこ(」)を書かない。その場合は、前の行の最後の文字と一緒に、1マスに書く。
  • 縦書きの場合は、数字は漢数字(一、二、三、…)を使う。横書きの場合は、算用数字(1、2、3、…)を使う。

などの原稿用紙の使い方や「形式に沿って文章を書くことができているか」「根拠(理由)と共に意見を述べているか」「だ・である調など文体」などの構成面。

さらに、字数制限について、一般的には、制限された字数の1割前後以内で書くただし、400字以内と制限されている場合は、400字を越えてしまうと減点の対象になるので注意。

400字程度→360~440字
400字以内→360~400字

などなど

慣れていないとなかなか難しい作文・小論文ですが、今年度の受験を想定すると例年以上に重要視される可能性が高いため、コツを身につけ対策をしたいところです。

作文・小論文対策

個別進学教室マナラボでは、今回の文科省の通知をうけ、今年度の受験対策として、日本作文協会と提携し、作文・小論文対策講座を開設いたしました。

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