今からでも間に合う自由研究
夏休みもあと少しですね。宿題がまだ残っている人にとっては、そろそろ残り日数を数えてペース配分を決めるころだと思います。まだ自由研究で何をするのか決まっていない、というのはかなり気持ちが重くなりますね。手軽にできるものをいくつかご紹介しましょう。
プロの力を借りる
困ったときにはプロの力を借りるというのは、たいていの場合、最も早い解決にたどり着けます。自由研究に関して言うなら、博物館や科学館の力を借りてみるのはどうでしょう。
自分なりにテーマを決めて、それに関連する展示についてまとめるだけでもそれなりのボリュームになります。テーマも決められない!という場合には、特別展の内容や、ミュージアムトークを参考にしましょう。博物館や科学館の研究員の方のお話を聞いて、そのテーマに関する展示を掘り下げていくというのも一つの手です。
近所を観察してみる
近所に神社やお寺、あるいは大きな公園や空き地はありませんか?そういう場所があって、木や草がたくさん生えているならば、植物図鑑とカメラを持って行きましょう。どこにどんな植物が生えているのかを写真付きでマッピングしていきます。その際、木が多いようなところなら、平面図にするだけでなく、高さによる分布の違いまで調べてみると、研究に深みがでます。図鑑に載っていない植物は、写真を参考にネットで調べるなどしていきましょう。
この自由研究だと、他の人とあまり被らないというのもメリットです。
地元の史跡を調べてみる
近所に歴史的に有名な建物や、遺跡があるようならそれについて調べてみるのも良いでしょう。また、そこまで有名ではなくても、道端に石碑があったり、道に昔ながらの名前がついていたりします。それらの由来や歴史を調べてまとめてみるのはどうでしょうか。マイナーだなと思っても、図書館の郷土資料室や郷土資料館などに行くと、関連する資料がたくさんあったりもします。文学碑の場合は、その作者についての調べを深めていくのもありです。一つのことをなるべく掘り下げていくようにすると、全体としてまとまりがよく見えます。
調べてまとめるタイプの研究は、その気になれば2日あれば完成させられます。急いでいるからと言って雑にせず、写真や図を多用してきれいにまとめることを心がけましょう。本やネットで調べたならば、最後に参考文献のリストをつけること。それだけでぐっと「研究」っぽさが出ます。見せ方を工夫して、急いでやっつけたと思われないように仕上げましょう。がんばってください!