【中学1年生】歴史 鎖国と貿易
貿易と禁教
徳川家康は朱印状という許可状をあたえ、貿易を奨励しました。この貿易を朱印船貿易といいます。
このころ東南アジア各地に日本町が形成され、日本は銀や銅などを輸出し、生糸などを輸入していました。
しかし、1612年に信者を団結して一揆を起こすことをおそれ、幕領でキリスト教を禁止する禁教令を出しました。
絵踏を行い、禁教は強化されていきました。
さらに、宣教師の流入を防ぐために貿易に制限を加えていき、1635年には日本人の海外への出国と帰国を禁止し、朱印船貿易も停止されました。
1637年に天草四郎という少年を中心にキリスト教徒や農民が禁教と重説に反対して島原・天草一揆が起こりました。
鎖国について
1639年にポルトガル船の来航を禁じ、1641年にオランダ商館を長崎に移しました。
日本人の海外往来を禁じ、幕府が貿易と海外情報を独占している状態を鎖国といいます。
キリスト教の禁止や、大名の統制が強化された結果、幕藩体制が確立しました。
鎖国中は長崎でオランダ、中国のみと貿易が行われました。特にオランダとの貿易は厳しく監視され、出島でのみ行われました。
まとめ
ついに鎖国が始まってしまい、海外との貿易や情報が国民に分からなくなってしまいました。
海外の科学書なども手に入りづらくなってしまい、発展もどんどん遅れてしまいます。
ここは今後の日本にとって重要な分岐点となったところなので必ず覚えておきましょう。