【理科 中学3年】金星の見え方
惑星の中でも、金星は地球から観察しやすいので、よく出題されます。ポイントを押さえておきましょう。
内惑星なので、見えるのは明け方と夕方
金星は地球よりも太陽に近いところで公転している内惑星です。よって、夜中には見ることが出来ません。
金星が見えるのは、明け方と夕方で、いずれの時も太陽と同じ方角に見えます。
地球と同じく惑星である金星は、太陽の光を反射して光っているので、光って見えるのは太陽に近い側だけです。よって、金星の見え方は、太陽と地球との位置関係によって変化していきます。
地球との距離も変わる
地球が太陽の周りをまわる周期と金星が太陽の周りをまわる周期が異なっているので、地球と金星との距離は日々変化します。
当然ながら、金星と地球が近くなっているときには、金星は大きく見えますし、遠いところにあれば小さく見えます。
ところが、地球から観測できる、金星が太陽の光を反射して光っている部分は、金星が地球の近くにある時には三日月のように細く見え、金星が地球から遠くにあるときには円に近く見えます。
とはいえ、地球と金星が近い位置にある方が、地球からの観測では明るく見えます。覚えておきましょう。