食物連鎖という言葉に耳なじみがあると思いますが、実際の生物同士のつながりはもう少し複雑です。
捕食者と被食者は連動して変化する
捕食者というのは食べる動物、被食者というのは食べられるものです。
自然界を見ると、当然のことながら被食ー捕食の関係にある場合、被食者、つまり食べられる側の方が圧倒的に数が多くなっています。そうでなければ、あっという間に捕食者に食い尽くされてしまうからです。
ですが、被食者と捕食者のバランスは常に一定なわけではありません。変動しながら全体のバランスをとっています。例えば、食べられる側の被食者が豊富にいれば、それを食べる捕食者も栄養状態が良くなりますのでどんどん増えていきます。ところが、捕食者が増えると当然、必要な食料の量が増えますので、被食者は数を減らしていくことになります。すると、食糧事情が悪くなりますので、捕食者も数を減らします。その後は、食われる量が減るので被食者の数が増えていきます。被食者が増えると、また捕食者も増えます。
このようなサイクルで、自然界は長期的にバランスを保っているのです。
食物「鎖」ではなく食物「網」
自然界に、食物として一種類のものしか摂取しないという動物は、いないわけではありませんが多くはありません。
たいていの動物は複数種類の食糧源をもち、たとえどれか一つの(あるいは二つ以上の)食物が摂れなくなっても、他のもので生きていけるようになっています。
生物同士のつながりは単に一方的な鎖の様に連鎖している訳ではなく、多元的に網のように広がって、生態系を形作っています。そのため、生態系の様子を表すのには、食物網といういいかたが使われることもあります。
関連記事
Visited 37 times, 1 visit(s) today








コメント