【理科 中学2年】並列回路の抵抗
オームの法則がわかっていても、並列回路が考えにくいという話をよく聞きます。考え方のコツを覚えておきましょう。
全体抵抗の式を覚える
合成抵抗の式として、よく出てくるのはこの式です。
全体抵抗の逆数は、それぞれの抵抗の逆数の和で表される、と言われるものです。
一般的な式なので、これを覚えて使えるようならば、これを使いこなせるようになるのが良いでしょう。
最後に逆数を基に戻すのを忘れないようにだけ気をつけましょう。
抵抗それぞれを流れる電流を求め、まず全体の電流を求める
逆数を利用する計算はどうしても分数の計算をしなければならなくなることで、計算ミスが増えます。
また、数の感覚がつかみにくいと、とっさに大小がわからないので、間違いに気付きにくいということもあります。
そういう時には、それぞれの抵抗を流れる電流をまず計算し、それらを足し合わせて回路全体の電流を求め、それと電源電圧で全体抵抗を求める、という方法があります。
手数が増える分、面倒ですが、オームの法則さえわかっていれば計算はできるので、逆数の計算が不安な場合はこちらで求めるようにしましょう。