マナー乱立時代

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マナー乱立時代

マナー違反と聞いて何を思い浮かべますか?気にしない人がいるものからタブー視されているものまでいろいろありますよね。子どもの頃に敷居を踏むのはマナー違反だからと教わり、子どもながらにとても気にしていたのを覚えています。
現在は企業や大学で定期的にマナー研修を行う事が多く、特にマナーが意識されている時代となっています。でもそのマナー違反、本当にマナー違反ですか?

日々増え続けるマナー違反

毎日のように競って行われるマナー講習の中で、「え…そうなの?そんなこと初めて聞いたし誰もしてないよ?」といった経験をした方もおられるかと思います。実のところ、マナー違反は毎日どこかで増えているのです。

徳利の注ぎ口を使うのはマナー違反!

日本酒などを入れる徳利には注ぎやすいようにとがっている注ぎ口があります。製造者の職人さんは、粘性の高い日本酒が零れにくいようにとその形状にしているようです。しかしマナーの上では、戦国時代には注ぎ口に毒を塗る風習があったのでそこを避けて注ぎましょうとなっているようです。正確な出典は不明との事ですが、TVやSNSでの投稿を切っ掛けに話題となりました。

目上の人にお疲れ様でしたはマナー違反!

モデルの山田優さんが天皇陛下にお疲れ様でしたと言い炎上したのは記憶に新しいですね。今までは目上の方にはお疲れ様、部下などにはご苦労様を使うというのがマナーでしたが、最近ではお疲れ様でもタブーと教えているマナー講師の方もいるようです。
この件に関しては三省堂国語辞典を編集している飯間氏が訂正していますが、これだけ広まってしまうとそういった考え方をしている人もいると、念のため覚えておかねばなりませんね。

仕事のマナー違反あれこれ

平成以降、マナー講師の方によって色々とマナーが増えていますが、特に増えているのは仕事で使うビジネスマナーではないでしょうか。仕事では上司など目上の方に接する機会が多く、常に気を使っている必要があります。その為マナー講師の方がインパクトを求め、マナーを作って広めているのでは?と思うようなものでも、念のため守る方が多いようです。
ハンコを押すときは、お辞儀に見えるように上司の方に傾けなくてはいけない。メールのCCは役職順に並んでいなくてはならない。了解しましたは承知しましたに言い換えて使わないと失礼にあたる。等々多くの最近生まれたマナーでも、そう信じている人からすれば、知らないことは勉強不足として認識されてしまいます。
ビジネスマナーは他のマナーと違い、相手もマナー研修を経て新しいマナーを信じているかもしれない。という事を頭に入れておかねばなりません。マナーは相手を不快にさせない事が大前提であり一番の目的でもあります。相手がマナーだと思っていたら、それはマナーになってしまうのです。

マナーと国語として正しいかは別の話

もし受験で、「了解しました」を目上の人に使う事は正しいかどうかと問われ、正しくないと回答すると×になります。みんながそうしているからと思い違いをして、間違った言葉を覚えないように注意したいですね。
ただ、言葉は生きものです。今はただの誤用でも、世間の認識と周知の度合いによっては正しくなることもあります。ひとつひとつの誤用が誤用ではなくなりましたとアナウンスはされないので、アンテナを高く持って情報を取捨選択することが求められる時代になっています。

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