【理科 中学1年】生物の分類

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【理科 中学1年】生物の分類

生物には様々な種類がありますが、それらを身体の構造上の特徴などから分類することができます。

分類の項目はたくさんあるように思えますが、基本的な指針は一つです。それは、生物の進化してきた順を考えるということ。生物は、最初は単純な構造から、だんだん複雑な構造へと進化していきます。そのことを念頭に置いて、それぞれの分類を見ていきましょう。

植物は水中から水辺へ、そして内陸へ

原初の細胞は海の中で生まれたと言われています。つまり、周り中が水の状態です。

植物は単細胞生物から多細胞生物になっても、今も水中で生活しているものが多くいます。身体全体が水中にあるまま過ごすものはソウ類です。全身から水が吸収できるので、根・茎・葉の区別はありません。

次に来るのがコケ植物です。それからシダ植物、種子植物と進化していくにつれて、内陸部の乾燥した環境にも耐えられるようになっていきます。だんだんと根・茎・葉の区別がつき、維管束が発達して効率よく水分を利用できるようにしていくのです。

もうひとつ、乾燥に適応するために大切なのが生殖の方法です。有性生殖をするためには、生殖細胞を(だいたいは胞子か精細胞ですが)体外に放出する必要があるのですが、生殖細胞は乾燥すると死んでしまいます。そこで、胞子で増える植物は、雨の日に胞子を放出するという手段をとるのですが、種子植物は精細胞の周りを覆うことによって乾燥を防ぐ仕組みを備えています。これが花粉です。

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動物も水中から陸上へ 水と重力

動物も植物と同様にその始まりは海であったと言われています。動物は、植物と違い運動するので、細胞から老廃物が多く出ます。そのため、動物にとっては、水中にいても、海の水だと濃すぎるし真水だと薄すぎるということになります。そのために、まずはうろこという外壁を手に入れたのが魚類です。また、魚類は海水から真水へと進出していくときに、体液の組成を保つために、身体の中にカルシウムをはじめとしたミネラルを貯蔵しておく場所を作り、外界から摂取する分で足りなくなったら、それを溶かして使うことにしました。それが、骨です。骨は硬いので身体の支持にも役に立ちました。それでまずは身体の中心に置いたのが、脊椎動物です。

脊椎動物が水中から陸上に上がるときに問題になるのも、まずは乾燥です。乾燥に強い表皮をもたない両生類が、ずっと水辺にいるのはそのためです。水辺から離れると、乾燥で干上がってしまうのです。やがて、乾燥に強いうろこを手に入れたのが爬虫類で、そののちそれを表皮と羽毛に進化させたのが鳥類、表皮と体毛に進化させたのが哺乳類です。

水中から地上に出ていくときに、乾燥の他に問題になったのは重力でした。水中と違い、浮力のない地上で重力に逆らって身体を支えるために、背骨以外の骨も進化していきます。骨格が複雑になっていくのには、身体を支えるという目的もあるからなのです。

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心臓や呼吸のシステムも進化に沿って複雑になる

動物は進化の過程が進んでいくほど、身体中に酸素や養分を行き渡らせる肺や心臓や循環器のシステムが、効率よく必要なものを身体中に行き渡らせるために、複雑化していきます。

複雑なものほど、進化の後の過程になって登場するのだという視点を持って、それぞれの特徴をつかんでいきましょう。

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