茨城県公立小・中学校が分散登校を開始
分散登校で学校再開
緊急事態宣言が解除された茨城県では、徐々に学校が再開されています。鹿嶋市など今日20日から再開した学校もあり、つくば市、つくばみらい市では、21日、22日に分散登校が多いようです。
授業や給食はなく、課題の提出などが行われるとのこと。しかし感染への不安から欠席する児童・生徒もいるということで、学校側では感染対策を徹底していきたいとしています。
9月入学
分散登校が始まったとはいえ、政府に早々に決めていただきたい課題はてんこ盛りです。
「9月入学」については、知事会の一部から導入を求める声が上がったことを始め、政府も「前広に検討」を始めるなど、にわかに世間の注目を集めています。しかし、巷では「9月入学」は、何を指しているのか、必ずしも明確ではありません。
新型コロナウイルス対策としてのあくまで暫定的な措置としての「9月入学」なのか、国際化的な基準にあわせた恒常的な制度化としての「9月入学」なのか、はっきりしないまま議論が進んでいる印象があります。
まとめ
総論としての「9月入学」は結構なことだと思いますが、新型コロナウイルスと対峙しているこの状況において、多くの課題を解決する時間が十分にあるとは言えません。痛みを伴わないと成立しない制度ではなく、誰もがその恩恵を受けられるような制度として練り上げられるまで「9月入学」については丁寧な議論を続ける時間が必要ではないだろうか、と考えます。
こうした課題に検討が加えられているということをみなさんにも知っていただき、国民全体の問題として共有できれば幸いです。